第二章・宮崎市の失業率とホームレス予備軍

宮崎市の失業率とホームレス

この事は、企業や産業が少なく雇用数(働き口)の絶対的な低水準を意味し、宮崎市の失業率にも現れていて「平成24年度・財務省統計局労働力調査(基本集計)」において、宮崎市の失業率は6.275%と全国平均の4.3%に比べて約2%も悪い数字になっています。
この失業率ですが、病気や怪我の治療や療養の為や、妊娠出産等の一時的な離職など、働きたくても働けない人の数は除外されていて、仕事をする意思のある人(ハローワークで求人票を取得し求職活動中など)が統計対象であり、働けるのに働く意思が無い人、所謂、ニート家事手伝い等も含まれていないので、実際はもっと多いはずでしょう。

この不況が続く中、平成23年度に厚生労働省によって行われた「ホームレスの実態に関する全国調査結果」では、全国で9576人、宮崎市では6人という結果が発表されました。
悦ばしい事に、年々ホームレスの総数は減少しています。しかし、特に東京を中心とした都市部では減少傾向がみられたものの、地方都市では推移又は増加傾向にあると報告されています。
但し、この調査対象は、公園や河川敷等でダンボールやビニールシートで簡易的な居住空間を作りそこに定住している、所謂、定住型ホームレスと呼ばれる方々であり、定住地を決めずに自転車や徒歩で移動を繰り返している移動型ホームレスと呼ばれる方々は、調査のタイミングによってはカウントされない可能性が否定できず、ホームレスの実際の人数はもっと多いと思われています。

ホームレス予備軍

また、ホームレス予備軍と呼ばれる人たちの事も、忘れてはならないでしょう。最近、マスコミ等で話題になっている「ネットカフェ難民」「マック難民」、ファミレスや入浴施設などの24時間営業の店舗を宿泊施設代わりに利用している人や、自動車の中で生活している人たちの事です。

前にお話したワーキングプアと呼ばれる方々が、働いても生活で余裕が無く貯蓄も出来ないような状況の中で、会社の倒産やリストラ、派遣従業員の派遣切り、心身の不調や事故等の体調不良が原因の退職等の急な理由で失業してしまうと、この不況の中で安定した仕事がなかなか見つからない状況に落ち入ってしまうのです
短期間のアルバイトや短時間のパートで一時的な収入を得るものの、安定した生活には程遠い状況であり、家賃や電気ガス等の生活費が稼げなくり、ネットカフェ等の24時間営業の店舗が自宅代わりになったり、自動車が寝泊りする場所になるのです。
また、現代社会において生活必需品である携帯電話が、通話料の滞納などで強制解約されてしまったり、生活費捻出の為の解約や、携帯電話本体を売却するなどをしてしまうと、就職活動や新しい入居場所探しはほぼ不可能な状況になってしまいます。

24時間営業の店舗もお金無しでは利用できませんし、自動車もガソリン代が必要であり車検が切れてしまえば乗る事が出来なくなってしまいます。ホームレス予備軍=見えない、隠れたホームレスと呼ばれる方々は、そうして最後に見えるホームレスになってしまうのです。

正式な統計方法が無いもののマスコミや識者の発言では、日本国内に100万人以上いるであろうと言われています。

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